こんにちは。福田泰裕です。
クラス担任をしていて、クラスの生徒たちを集団としてまとめていかなければいけません。
そこで大事なのはルールづくりです。
ルールづくりについては、下の記事に詳しく書いています👇
しかし、厳しいルールを作って管理するのはとても大変です。
ルールは作ったら守らせなければなりません。
今回は「ちゃんとする」を捨てたらみんなHAPPYになれるお話をします。
最後まで読んでいただけると嬉しいです!
目次
担任の”心のゆとり”がクラスの雰囲気を変える
クラスの生徒は、担任の姿をよく見ています。
担任が落ち着いてクラスをまとめていると、生徒たちは教室で落ち着いて過ごすことができます。
担任がいつも怒ってばかりだと委縮した静かなクラスになり、担任がいつも焦ってミスしてばかりだと落ち着きのないクラスになります。
担任が心のゆとりをもって生徒と接することが、良い雰囲気づくりにつながるのです。
ピリピリした担任だと、担任も生徒も落ち着かない
生徒がミスしたとき、すぐに怒る担任もいます。
いつも怒ってばかりの担任だと、
いつ怒るか分からないから、怖くて何もできない…
と生徒は感じてしまいます。
またそれだけでなく、担任の方も
またアイツ、〇〇しやがった!
他に誰かミスした奴はいるのか!?
と怒るポイントばかり探してしまい、疲れ果ててしまいます。
これでは落ち着いた雰囲気のクラスにはなりません。
“徹底管理型”は担任も生徒もキツイ
生徒が悪さをしないように、小さな自由も許さない!
という理由から、厳しく管理するタイプの担任もいます。
- 給食の時間は喋らずに食べる。
- 授業中は担任の許可がなければ発言してはいけない。
- 整列したら一言も喋らずに前を見る。
- 「きをつけ」では、指先までしっかり伸ばす。
などのルールを設けて、生徒を徹底的に管理するのです。
しかし、これによって生徒はどのように感じるでしょうか。
せっかくの給食なのに楽しくない…
なんであんなに怒ってるんだろう…
怒られたら面倒くさいから、何もしないようにしよう。
それだけでなく、担任の方も
誰かルール破ってないだろうな!?
おいそこのお前!
指先が曲がってるぞ!
一言も喋るなって言ったろ!
と、生徒の細かいところばかり見て注意するようになってしまいます。
これでは担任も、休めるときがありません。
「ちゃんとする」を捨てるとみんなHAPPY
そこで思い切って、「ちゃんとする」を捨ててみましょう!
- 給食の時間は、周りに迷惑にならなければ喋ってもいい。
- 授業中、内容に関係のあることなら喋っても良い。
- 整列して、誰かが前に立ったら静かに前を向く。
- 「きをつけ」のときは、話をやめて静かにする。
このように、徹底的に管理するのではなくゆとりを与えるのです。
すると、気を張っていた細かいことからスーッと解放されたような気になるはずです。
ちょっと話し声が大きいけど、他人に迷惑をかけているわけじゃないから大丈夫!
担任に心のゆとりができれば、クラスの雰囲気は良くなります。
生徒もゆとりがあった方が、学校生活を落ち着いて楽しく送ることができるはずです。
守るべきルールは守らせること
ゆとりを持つといっても、何でも許すというわけではありません。
- 提出物を繰り返し忘れてくる。
- 授業中に関係ないことで騒ぐ。
- 整列のときに列から離れたところで遊んでいる。
このように他人の迷惑になるような行為は、ちゃんとその場で注意するようにしましょう。
まとめ:ルールは厳しすぎるとお互いがきつい
この記事で、クラスをまとめるにはルールが必要というお話をしました。👇
しかし、意味もなく厳しいルールを設定してしまうと担任も生徒も苦しいだけです。
例えば「他人に迷惑をかける行為はダメ」と基準を決め、それ以下の細かいことをすべて許すことにすると、担任も生徒も心のゆとりをもって教室で過ごすことができるようになるでしょう。
クラス担任をもったときは、自分のことと生徒のことをしっかり考えてルールをつくるようにしてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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