平成30年度 青少年のインターネット利用環境実態調査 まとめ

教師日記

こんにちは。福田泰裕です。

ここ10年で、私たちの生活の環境は大きく変化しました。
中でも最も大きな変化はスマートフォンの登場だったと思います。

スマホの登場により、私たちの生活は大きく変化しました。
また、中学生や小学生がスマホを持つことも珍しくない時代になりました。

そのような時代の流れから、内閣府は「青少年のインターネット利用環境実態調査」というものを平成21年度から行っています。

今回の平成30年度調査は記念すべき10回目の調査です。
その結果が令和2(2020)年2月に発表されました。

今回は、平成30年度青少年のインターネット利用環境実態調査の結果をまとめたものをご紹介します。

最後まで読んでいただけると嬉しいです!

青少年のインターネット利用環境実態調査とは

調査の詳細については、内閣府HP(https://www8.cao.go.jp/youth/youth-harm/chousa/net-jittai_syousai.html)をご覧ください。

調査の目的

青少年のインターネット利用環境実態調査とは、内閣府が毎年実施している調査の1つです。
平成21年度から調査が始まり、今回の平成30年度調査は10回目の調査でした。

調査の対象

調査は、3つに分かれます。

①青少年調査…満10歳から満17歳までの青少年
②保護者調査…青少年の同居の保護者
③低年齢調査…0歳から満9歳までの子供の保護者

このうち、③低年齢調査は、平成30年度から新たに始まりました。
標本数は毎年異なりますが、およそ3000人を対象に行われています。

青少年のインターネット利用環境実態調査:青少年調査

調査の結果の詳細は、内閣府HP( https://www8.cao.go.jp/youth/youth-harm/chousa/net-jittai_list.html )をご覧ください。

青少年のインターネット利用状況

インターネット利用率スマホタブレット携帯ゲーム
小学生85.6%34.8%36.9%37.9%
中学生95.1%62.6%32.6%31.3%
高校生99.0%93.4%19.9%20.6%

学校種が上がるごとに、
・インターネット利用率、スマホ利用率はUP。
・タブレット利用率、携帯ゲーム利用率はDOWN。

スマホは誰の専用機器なのか

「インターネットを利用する」と回答した青少年をベースに、「スマホは誰の専用機器なのか」を調査しました。

子ども専用親と共用兄弟と共用その他
小学生35.9%57.1%5.2%1.7%
中学生78.0%18.5%1.8%1.8%
高校生99.4%0.2%0.2%0.1%

学校種が上がると「子ども専用」の割合UP。
高校生は99.4%が「子ども専用」と回答。

スマホの利用目的(TOP5)

小学生中学生高校生
1位ゲーム
(76.2%)
コミュニケーション
(76.2%)
コミュニケーション
(89.9%)
2位動画視聴
(62.0%)
動画視聴
(74.9%)
動画視聴
(85.2%)
3位コミュニケーション
(35.4%)
ゲーム
(66.7%)
音楽視聴
(78.8%)
4位音楽視聴
(35.1%)
音楽視聴
(63.2%)
ゲーム
(71.5%)
5位情報検索
(33.0%)
情報検索
(53.5%)
情報検索
(66.7%)

・「動画視聴」はすべての年代で上位。
・「コミュニケーション」「音楽視聴」は学校種が上がるにつれてUP。
・「ゲーム」は学校種が上がるにつれてDOWN。

インターネットの利用時間

~1h1h~2h2h~3h3h~4h4h~5h5h~平均
小学生21.8%32.0%18.4%9.6%5.3%6.1%118.2分
中学生11.6%23.7%23.9%14.8%8.9%13.3%163.9分
高校生3.0%12.3%20.8%22.4%16.2%23.2%217.2分

・学校種が上がるにつれて、利用時間も長くなる。
・「2時間以上」の割合は、小学生61.5%、中学生61.0%、高校生82.6%。

インターネット利用に関する家庭のルールの有無

ルールがあるルールが無い不明
小学生77.0%20.5%2.5%
中学生62.3%34.2%3.5%
高校生37.2%60.0%2.8%

・学年種が上がるにつれて、家庭のルールがなくなっていく。

さらに、このような悲しい比較調査もあります👇

ルールがあるルールが無い不明
小学生77.0%20.5%2.5%
小学生保護者85.5%12.5%2.0%
中学生62.3%34.2%3.5%
中学生保護者79.5%18.3%2.2%
高校生37.2%60.0%2.8%
高校生保護者58.8%38.6%2.6%

すべての年代で、子どもの「ルールがある」よりも、保護者の「ルールがある」の方の割合が低い。

保護者は「ルールがある」と思って買い与えているのに、子どもは「ルールがない」と思っているのでしょうか。

インターネット利用に関する啓発・学習の機会

学校保護者テレビ・本などインターネット
小学生95.4%34.7%11.6%3.5%
中学生98.0%26.8%13.3%7.5%
高校生99.1%20.0%12.4%9.8%

学校種が上がるにつれて、
・学校での機会はUP。
・保護者からの機会はDOWN。

学校種が上がると、保護者は学校任せになるのでしょうか。
小学生の「学校での機会」の割合がかなり高いことに驚きました。
小学校でもインターネットの利用について学習する機会を設けているのですね。
しかし、小学生に「保護者からの機会」が34.7%というのは、かなり低い気がします…。

青少年のインターネット利用環境実態調査:保護者調査

子どものスマホ利用を管理しているか

管理している管理していない
小・保護者96.5%1.5%
中・保護者90.6%6.9%
高・保護者76.2%19.6%

学校種が上がるにつれて、保護者は子どものスマホ利用を管理しなくなる。

フィルタリングの認知

知っていたなんとなく知っていた知らなかった
H3056.2%36.7%6.8%
H2960.3%32.9%5.2%
H2859.9%31.3%6.7%
H2762.5%31.6%5.2%
H2663.3%29.7%6.1%
H2569.7%20.7%9.6%
H2472.2%17.7%10.1%
H2373.5%16.0%10.6%
H2267.9%21.1%11.0%
H2166.7%20.2%13.0%

・「知っていた」と答えた割合は平成23年度の73.5%をピークに、減少傾向にある。
・「知っていた」と答えた割合は平成30年度が最も低かった。

青少年のインターネット利用環境実態調査:低年齢調査

インターネット利用率

0歳1歳2歳3歳4歳5歳6歳
6.1%18.3%46.6%45.2%56.4%67.8%66.3%

・年齢が上がるとともにインターネット利用率が高くなる。
・4歳で過半数がインターネットを利用している。

0歳の利用率が6.1%というのもなかなか衝撃的です…。

スマホは誰の専用機器なのか

「インターネットを利用する」と回答した低年齢層の保護者をベースに、スマホは誰の専用機器なのかを調査しました。

子ども専用親と共用兄弟と共用その他
2歳0.0%94.2%0.0%5.8%
3歳6.7%88.3%0.0%1.7%
4歳5.5%89.0%0.0%5.5%
5歳3.4%91.5%1.7%3.4%
6歳1.0%89.4%1.0%6.7%

3歳でも、「子ども専用」のスマホを持たせている家庭もある。

インターネットの利用時間

~1h1h~2h2h~3h3h~4h4h~5h5h~平均
2歳34.7%26.3%20.0%6.3%2.1%2.1%83.0分
3歳37.9%21.1%10.5%6.3%1.1%4.2%82.0分
4歳37.7%26.4%11.3%3.8%2.8%0.9%69.1分
5歳39.9%22.5%12.1%8.1%1.2%1.7%90.2分
6歳35.8%31.2%12.7%2.9%1.7%3.5%92.7分

年齢が上がるにつれて、利用時間も長くなる。

2歳でも平均利用時間が83分ということに衝撃を受けました…。

まとめ:インターネットの低年齢化が止まらない

いかがでしたでしょうか。

私も調査結果を調べて記事を書きながら、衝撃を受け続けていました。
調査が始まった平成20年と比べても、時代は大きく変化しています。

もう少ししたら、小学生がスマホを持つのが当たり前となり、いずれは子どもが産まれたらスマホをプレゼント!という時代が来るのかもしれませんね……!

大人も考えを固執せず、その時代に合わせて変化させていかなければなりません。
いつまでも自分の考えが正しいわけではないのです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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