同僚から信頼される教員を目指せ!~職員室でするべき5つのこと~

教員向け記事

こんにちは。福田泰裕です。

教員にとって、生徒と関わる時間を大切にするのは当然のことです。
しかし、職員室で教員とのコミュニケーションも大事にしなくてはいけません。

今回は、職員室でどのように過ごすべきか、5つのポイントに絞ってお話していきます。

最後まで読んでいただけると嬉しいです。

目次

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同僚から信頼されると環境が大きく変わる

同僚から信頼されると、あなたの立場がどうなるのか考えてみましょう。

困ったときに助けてくれる仲間が増える

教師の仕事は、1人ですべてを終えることは絶対にできません。

生徒指導での問題が起これば、複数人で対応しなければなりません。
生徒の受験勉強を応援するためには、他教科の教員に協力してもらわなければなりません。
分掌の仕事を進めるためには、学校のことをよく知っている教員に話を聞かなければなりません。

こういう困ったとき、1人で抱え込んでしまっては生徒とともにあなたも不幸になります

そこであなたが信頼されている人ならば、自然と救いの手が差し伸べられます。
「私が一緒に面談してあげるよ!」
「理科は私のとこに聞きに来させていいよ!」
「生徒会のことは私に聞いて!」
このように助けてくれる仲間がいると、とても心強いものです。

意見が通りやすくなる

教師というのは、保守的な考えの人が多いです。
「去年と同じ」というのが安心できる合言葉で、新しいことにチャレンジしようとすると必ず否定する勢力が現れます。

信頼されていない人が新しいことを提案しても、「そんなことできない!」と多くの人に反対されてしまうでしょう。
しかし、信頼されている人ならば、「あの人が言うんだったら、やってみよう」と前向きに考えてくれる人が増えるはずです。

自分の思ったことを実現するためには、信頼を築いておくことが大切なのです。

同僚からの信頼を築くために知っておくべきこと

同僚から信頼されることで、上に挙げたようなメリットがあります。
それでは、どのようにして信頼を築いていけば良いのでしょうか。

まず、『信頼を築く』ということを考えてみましょう。

信頼は少しずつ積み上げるもの

あなたが何かすごいスキルを持っているなら一気に信頼を得ることができるかもしれませんが、ほとんどの人はそうはいきません。

普段の行動や仕事ぶりを見てもらい、信頼を少しずつ積み上げていくのです。

「一気に+30点!」ということはほとんどありません。
小さなことをして「+1点」、もう1つ小さなことをして「+1点」。
この繰り返しで信頼を稼いでいくのです。

当たり前のことを当たり前にやる

信頼を築くために大切なのは、当たり前のことを当たり前にやることです。

学校行事を大きく改革して、一から自分で築き上げて大成功!
…ということはなかなかありません。
与えられた当たり前の仕事をきちんと終わらせていくことが大切です。

信頼される教員へ①:あいさつをする

当たり前のことですが、あいさつをすることはとても大切です。

大声で叫ぶ必要はなく、普通で良いのです。
朝は「おはようございます」、帰るときは「お先に失礼します」と言うだけです。

たったこれだけのことで、その人の印象は大きく変わります。

信頼される教員へ②:”いつでもできる事” は今すぐやる

教師の仕事には、クラス担任や授業などの大きなものから、プリントの印刷、アンケートの回答のような小さなことまで様々です。

でも、この小さなことも立派な仕事の一つです。

例えば、学校安全担当の教員から『教室の安全点検のお願い』が配られたとします。
掃除の時間に教室に行って点検項目を確認して、〇をつけるだけの簡単なものです。

いつでもできるから、暇なときにやろう。

このように考えていると危険です。
大抵の場合、締め切り最終日に慌てるか、プリントを失くして慌てるのがオチです。

考え方を変えましょう。
いつでもできるからこそ、今すぐやるのです。

これは簡単にできるな。
今すぐササッと済ませてしまおう。

このように考えて、その日のうちに終わらせてしまいましょう。
そうすれば、「すぐにやってくれる人だな」と信頼されるはずです。

信頼される教員へ③:仕事が終わったら報告する

職員室で仕事をしていると、プリントの印刷や資料の作成などの様々なことをお願いされると思います。

それらの仕事を終えたら、必ず報告するようにしましょう。

例えすぐに終わらせたとしても、報告しなければ

あのときお願いした仕事、ちゃんとやってくれたのかな…

と、このように不信感を与えてしまいます。
せっかく終えたのに、これでは大損です。
お願いされた仕事を終えたら必ず、

プリントの印刷、やっておきました!

と報告するようにしましょう。

これで相手を安心させることができるだけでなく、「あの人はすぐに仕事をやってくれる」という信頼を得ることもできるでしょう。

信頼される教員へ④:余裕をもつ

いつも焦っているような人は、周りから見ていて不安になります。
心に余裕があり、落ち着いている人は周りに安心感を与えます。

信頼されるためには、余裕をもって落ち着いた雰囲気を出すことが大事です。

そのためには、仕事を計画的にこなしていかなければなりません。

突然なんだけど、このプリント印刷してくれる?

このように突然の仕事が入っても、嫌な顔をせずに

いいですよ!
やっておきます!

と引き受けることができればあなたの信頼はググッと高まるはずです。

計画的に仕事を進めていき、常に時間に余裕のある状態を保ちましょう。

信頼される教員へ⑤:誰にも負けない得意分野を持つ

最後に、誰にも負けない得意分野を持つことができれば信頼が一気に獲得できます。

例えば

  • EXCELの関数やVBA
  • iPadの使い方やアプリ
  • 時間割変更の組み換え作業

などなど、何でもいいのです。

「この仕事で困ったら、あの人に聞けば大丈夫!」という状況をつくることができれば、あなたの信頼が大きく高まります。

何か一番になれる分野を探して、頼られる人になりましょう。

まとめ:同僚から信頼されるためには小さな積み重ねが大事

いかがでしたでしょうか。

今回は、同僚から信頼されるために職員室でどう振る舞えば良いのかを紹介しました。
この記事をまとめると、次のようになります。

まとめ
  • あいさつをする。
  • “いつでもできる事” は今すぐやる。
  • 仕事が終わったら報告する。
  • 余裕を持つ。
  • 誰にも負けない得意分野をもつ。

これらの事を続けていけば、徐々にあなたへの信頼が高まっていきます。
信頼は一気に稼げるものではなく、日ごろのあなたの振る舞いで少しずつ稼いでいくものです。

この記事を読んで、明日からの職員室での振る舞いが変わってくれると嬉しいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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